MAVIC Ksyrium Equipe Free Bodyの清掃整備

b0113219_1891953.jpg先日購入しておいたMavic Free Wheel Body Oil (99613601)とMavic FTS−L用 フリーボディーラチェット(M40578)を使って、フリー・ホイール・ボディーの内部の清掃と注油、ラチェット爪(pawl)の交換を行った。
その前にチェイン、チェインリング、スプロケットを外して洗浄しておく。


b0113219_18104258.jpg周囲が片付いていることを確認し、フリー・ホイール・ボディー(カセットボディー)を押さえているfork support nutを外し、ラチェット爪とバネが脱落しないようにフリー・ホイール・ボディーを静かに外す。古いラチェット爪を外す。
どれくらい減っているのか新しい物と並べて比較。右の新品はかまぼこ型の先端だが、左の古い物は両肩が削れて凸型になっているのが分かる。滑らかに摩耗していくのかと思ったが、実際は荒々しい欠け方をしているのだ。


b0113219_1812297.jpgハブの奥の方のパッキン (lip seal) を取り出し、これも洗浄しきれいにする。パッキン(lip seal)が収まるハブの方も、フリーホイールボディーの内部も良く拭いてきれいにする。Free Wheel Body Oilをまぶしたパッキンをハブ軸に戻す。パッキンのビラビラの方 (lip) が外を向くようにはめる。右肩のパッキンの写真でいうと上を向いている方がlipだ。ここにフリーホイールボディーの白い樹脂部分が触れる。



b0113219_18144684.jpgb0113219_18151098.jpg新しいラチェット爪にスプリングをはめ、ハブ軸に戻す。


b0113219_18153823.jpgMAVIC_FWB_FTS_L.pdfというサービスマニュアルによると、フリー・ホイール・ボディーの内部にFree Wheel Body Oilを10〜20滴注油する。別のサービスマニュアルにはもっと具体的に書いてある。"fill up 3 notches of the ratchet using Mavic mineral oil" すなわちフリー・ホイール・ボディー内部のラチェット刻みの3つ分をオイルで満たせということだ。


b0113219_1816313.jpgラチェット爪を指で押さえながら、オイルをこぼさないようにハブ軸に戻す。写真は上から撮影。ハブ軸は水平です。


b0113219_18163088.jpg最後にfork support nutを絞めて終了。このナットを締めるのに馬鹿力は要らない。Mavicのサービスマニュアルでは必要なトルクは15 Nm。Cassette sprocket lockringの必要トルクは40Nm、これはペダルの締め付けトルクに匹敵する。15NmはShimano® Hollowtech II crank bolt screwsの締め付けトルクと同じ。

*Nm = Newton-meter


パッキン(lip seal)で密閉されているが、雨の日でも乗る人、よく洗車する人は整備時にフリーの空転音や抵抗感に注意を払って、メンテナンスが必要かどうか検討するといい。Mavicのサービスマニュアル(MAVIC_FWB_FTS_L.pdf)では、フリーの空転音がやかましく感じたら一年に1, 2回ほどを目処に注油すると良いと書かれている。潤滑油はMavic Free Wheel Body Oilと書かれているが、同程度の粘度の油なら代用になると思い、これまで純正オイルを使わずにメンテナンスしてきた。比較的に粘性が高いという印象だったチェーンオイルVooDewを使ったが、Mavic純正オイルに比べたらサラサラしている。
 しかし、Mavicのオイルを購入した店によれば「専用オイル以外を使った場合、FTS-X&Lのフリーボディシール (99500001)が、ふやけて膨張し回りが悪くなります。」ということだ。もともとゴムは油に弱い。いかに耐油ゴムといえども油の性質によってはシールのゴムに浸透してしまうのだろう。私の場合は運良く使ったチェーンオイルがシールに染み入ることはなかったようだ。

フリー・ホイール・ボディーのメンテナンスは一般作業ではなく、市販のメンテナンスマニュアルなどには含まれていない。メーカーのサービスマニュアルを手に入れて自分自信の責任において慎重に行ってください。

Mavic Free Wheel Body Oil (99613601)は、容量60ml
FTS及びFTS−L フリーボディーへの注油専用です。

マビック FTS−L用 フリーボディーラチェット(M40578)
ラチェット爪(pawl)2個、スプリングは予備を含めて4つ付いています。

今回の費用は、ネット通販で4,000円弱でした。

オイルや消耗品の交換パーツキットなどはMavicの販売店においてあるかもしれませんが通販でも購入可能。今回のラチェット爪とオイルの入手先はCYCLO ELAN
ウインドウ左のメニューをそれぞれ以下のように辿って行けば見つかります。
「フリー・固定ギア関係 > フリーパーツ マビック」あるいは「お手入れ用品類 > オイル」

英文ですが役立つサービスマニュアルが一杯です。
tech-mavic.com

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by hills_mountains | 2009-03-21 18:08 | 自転車パーツ・用品 | Comments(0)

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