第4回「メイク・ア・ウィッシュチャリティライドin静岡」に参加
2009年 08月 23日
本日はメイクアウィッシュ・オブ・ジャパン静岡支部が企画運営するチャリティライドに参加。清水から由比まで裏道や旧国道一号線や海岸堤防沿いの自転車道や東海道旧道を走る。三保〜清水〜富士川の海岸の大部分は埋立地で工業地帯となっている。興津〜由比は鉄道と国道と高速道路が束になっており、海の方を見やれば風光明媚な場所とはいい難いが、東海道徒歩の旅の人気区間で、興津宿と由比宿の間の旧道を歩く人が多い。古い木造家屋も保存されており、空気が澄んだ時季のサッタ峠からの富士の眺めが素晴らしい。広重の絵に描かれていることでも有名。折り返し場所の由比漁港周辺は桜海老や海産物の加工品で有名。初夏のビワや秋のみかんも特産品。
古は蝦夷への護りとして関が置かれた場所に仏が置かれて寺になったという。交通の要所でもあるので、戦国大名、徳川家康、朝鮮通信使、明治天皇、名だたる文人らが立ち寄ったり過ごしたりした場所である。建物は素晴らしく、海岸が埋め立てられていなかった時はさぞ見晴らしが良かったことだろう。庭は急傾斜地の森を背後にしており、斜面からの湧水が細い滝となって庭に流れ込み、常に池を満たしている。野鳥や蝉の声が賑やかで、蝶やとんぼが舞う。この寺でしばらく涼んでから出発。
興津から東海道旧道はサッタ峠を越える山道になる。自転車では、鉄道と国道を守る防潮壁の内側に設けられた歩行者自転車道をしばらく走る。歩行者はめったにいない。左の写真はサッタ峠断崖の正面辺り。見上げれば旧道の山道に人が歩くのが見える。正面に富士の影が見える。夏に見えるのは珍しい。海は見えない。サッタ峠からの山道が由比の宿場町に降りてくるあたりで国道と鉄道を渡って旧道へ入る。古い木造家屋が並ぶ。
折り返し地点の由比では海が見えるレストランで桜海老尽くしのおこわ膳を楽しんだ。
帰りは同じ道を通過して戻る。途中一部区間を国道ではなく旧海岸の波止の際の道を走る。車の通行はほとんどない。
閉会式では遠来者や男女の最年長者に静岡茶の記念品が贈られた。母は両方に相当するので2本いただく。自転車4台を含むスポンサーからの提供品の抽選会やじゃんけん大会も済んで、お開きとなった。駅の広い東西通路の片隅で自転車を畳み、準備をして浜松に向かう。
浜松は非常に賑やか。夕食は駅ビルの中華料理店で食べ、コーヒーを飲み、町を散策し結構楽しめたようだ。