洗面所のKVKシャワー水栓のカートリッジを交換し水漏れを解消した

KVKの20年以上前の”朝シャン”用シャワー引出し式シングルレバー混合栓を修理した。吐水口から極わずかだが、止水時にぽたりぽたりと水が漏れるようになり、温水吐水時はレバーと本体の間から水がつーっと細く漏れでて洗面台と鏡の間に溜まるようになった。水垢やカビの原因になるので修理することにした。まずKVKのウェブサイトでパーツの互換を調べる。家の洗面台シャワー水栓と同じ型を見つけ、それに合うパーツの情報と家の水栓のパーツを比較する。互換性があることを確認し、楽天市場のまいどDIYで型番検索しパーツを注文した。http://item.rakuten.co.jp/maido-diy/pzkm110c/

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最初の状態。銀色のプラスチックのキャップを先の薄いマイナスドライバーなどで丁寧にこじ開ける。長年開けていないと水に溶け込んだミネラル等が隙間で結晶して摩擦が大きくなっているのでけっこうしぶとい。

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キャップが開くとレバーを固定しているビスが現れる。

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ドライバーでビスを抜く。ここまでは水栓の元栓を締めなくても大丈夫だが、次の工程に入る前までには、冷水と温水の両方の止水弁を締める。大概シンクの下の物入れの奥を覗くとある。説明書にも記載されている。見えないように板で隠されている場合もあるので、面倒なら水道メーターのそばの元止水弁を締める。

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モンキーレンチはアゴがけっこう広く開くものが必要。水栓の種類によって固定ナットの形が違うが、自動車や自転車の小中サイズのナットを回すようなモンキーレンチでは合わない。

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固定ナットが緩んだら、あとは手で回して外す。

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古いカートリッジを抜く。長年の使用の劣化で黒い合成ゴムのOリングは劣化していて、触ると手が黒く汚れるのでゴム手袋をするか古布を被せて作業しても良い。

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古いカートリッジのレバーの取り付け金具にはインサートと呼ばれる物が挿されている場合がある。これは再利用するので抜く。指で摘んで引っ張って抜ければ良いが、水漏れが起こるようになってから長い月日が経っていると、写真のように水に溶け込んだミネラル等が隙間で結晶して摩擦が大きくなっているのでけっこうしぶとい。私はマイナスドライバーで短い辺の方を交互に少しずつ押し上げていき、半分ほど押し上げたところで指で引っ張って抜いた。ドライバーを使うときは怪我に注意。プライヤー等で挟んで抜くのはおそらく力加減が難しく、このインサートが潰れる恐れもあるので止めておいた方がよい。隙間にオイルを少し染み込ますと摩擦が減るだろう。私はうっかり忘れて無しでやった。

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水栓本体の中です。この丸い穴から水と湯が上がって来る構造だ。この水栓の場合、穴は丸穴ですが、パッキングの形状と同じ三角の穴の製品もあるようだ。メーカーのパーツ互換情報によると写真の水栓には2種類の互換カートリッジが適合するようだが、同じ形状の方が無難と考え三角パッキングの物を選択した。もう一つの方が型式が新しいことはデザインを見て明白だったが、同じデザインのパーツでも数十年は保つことは分かっているので丸穴対応の新型は止めておいた。
 商品を買う前にここまで分解して調べておくと後々無駄が生ずることがなくなる。三角の穴の場合は三角のパッキングのものしか使えない。
 溜まっている水は布で吸い上げる。中の汚れも拭っておく。糸くずが残らないように注意。水漏れの原因になる。

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先の写真の小さな凹みに二つの突起が嵌まります。突起の大きさが若干違うようだ。以下に述べるカートリッジの前後を間違えないようにするための設計と思われる。これがしっかり嵌まらないとレバーを下げても水が止まらないということになる。

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製品の前後が確認できるようになっています。間違えないようにしましょう。間違えるとカートリッジが奥までしっかり嵌まらないはずだ。

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新しいカートリッジを奥まで挿し込む。Oリングを隙間にしっかり収めてインサート金具を被せる。

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固定ナットを手でねじ込んでいく。

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最後だけレンチで終わりまで締める。馬鹿力は要らない。


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新しいビスが同梱されていますのでこれを使います。青いのは緩み止めといって、何回もレーバー操作をすることによってビスが緩んでしまうのを防ぐ物で、拭い取らずにそのままにしてねじ込む。

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レバーを嵌めて、ビスが回らなくなるところまで締めていく。

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キャップを押し込んで完成です。

古いカートリッジはレバーを上げると水が止まるものだったが、上げ止水カートリッジの製品はなくなったので、下げ止水になった。もともと下げ止水の家庭では全く違和感はないと思うが、まだ慣れないので止めようと思ってレバーを上げ、全開にしてびっくりすることがある。台所のシングルレバー水栓も数年前にカートリッジを替えたが、こちらはまだ上げ止水なのでしばらくは迷うことになりそうだ。

物理的な水の動きと一致するので下げて水が出てくるのは自然な気がするが、下げて水を止めるというのも栓をする動きを連想すると自然だ。下げ止水は水栓レバーに物が落ちてきたりしても水が出ないのでその点は安心と言える。

古いカートリッジは約20年で交換した。新しい物もそれくらいは保つと期待しよう。
レンチやドライバーなど工具があれば交換できる水道部品はたくさんある。出張作業ではパーツを保有している場合は即時作業してもらえるが、ない場合は水栓全体を交換することを薦められるかもしれない。そうすると製品価格だけで軽く2万円超える。しかも業者が持ってきている物の中から選ぶと好みの物でなかったり高い製品を選ばざるを得なかったりすることもありえる。工賃も数千円では済まない。TVコマーシャルしているところでも基本料金が8400円だ。3万は覚悟しないといけない。新調すればしばらくはどのパーツも交換しなくて良いが、どんな不具合もDIYが好きならば、パッキンなどは数百円、今回の複雑なパーツだと数千円で直せる。

作業前に止水弁を締めるのだけは忘れないこと。水栓金具の止水弁が固くて回らないような場合は、作業終了まで家全体で水道が使えなくなるが水道メーターのそばの元栓でも構わない。

最後にパケージ裏の画像を添付する。水栓の形状はそれぞれ違う。以下の図は台所か風呂でよく見られるタイプの製品を代表で示してある。家のは この説明書きの壁付けタイプに似ているが、洗面所のシャンプー用シャワーホース引出し式のシングルレバー混合栓なので本体は台に付いている。
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Commented by 出戻り娘。 at 2016-11-07 15:17 x
古い記事にコメントしてすみません。メーカーさんより参考になりました!!ありがとうございます。これから頑張って替えます!
Commented by hills_mountains at 2016-11-08 02:13
水周りのパーツ交換記事はずっと自分の投稿ランクの上位10位に入っています。毎日誰かしら見に来てくれているみたいです。御役に立てられれば幸いです。
by hills_mountains | 2013-12-26 23:59 | 家電や住設のメンテナンス/修理 | Comments(2)

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