TOTOのボールタップ整備とフロートバルブ交換

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 帰省先のTOTOのS730Bのタンク内を整備した。タンクの蓋は持ち上げるだけで外せる。止水栓をマイナスドライバーで閉める。レバーを回してタンクから排水する。
 
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 少しだけパイプ内の残り水がこぼれ出るので、下にタオルなどを敷き、モンキーレンチで袋ナットを緩める。
 
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 少し緩めるとナットは手で外せる。
 
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 つば付きナットを緩める。
 
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 少し緩めるとこのナットも手で外せる。
 
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 残り水を受けながらナットを完全に抜いてボールタップを外す。
 
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 こんな感じで取り出せる。
 
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 ボール(浮子)のアームとバルブを上下させるピストンの繋ぎ目の遊びが大きすぎる。針金でガタを抑えようとしている。かつてタンクから排水する弁を動かす玉鎖に干渉して水が止まらなかったことがしばしばあったらしい。この針金を除去。
 
 
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 蝶ネジをプライヤーで緩め、あとは指で回して外す。
 
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 ボールタップのピストンバルブが見える。

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 ボールのアームとピストンのプレートパーツとの間の遊びが大きすぎてボールはタンク内で左右に振れる。不良品なのか、それとも磨耗で遊びが広がったのか、樹脂のワッシャーでも入っていたのが劣化して無くなってしまったのか。

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 遊びを大きくしている軸のピンの長さに問題がある。金槌でピンの足の捲れを広げて軸長を短くし遊びを減らす魂胆だ。

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 金床の上でピンの足を直に叩いたが、力加減を間違うとプレートの間でピンの軸が膨らんでしまう。危うく遊び無しの動きの悪い状態になるところだった。センタポンチを使って外に向かって捲れを広げてから金槌で締めるのがよいだろう。

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 バルブのパッキンが変形している。円形の窪みは新品にはない。
 
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 新しいパッキンはフジツボ型で、狭い面の方が上で切り欠きがある方が下。
 
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 パッキンを装着した様子。

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ストレーナー(濾し網)を清掃する。黒いバレルを回して外す。

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 黒いのは砂など、白いのは水道工事で使うシールテープの屑。
 
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 歯ブラシなどで塵を突つき出す。
 
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 きれいになった状態。
 
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 交換したいパッキンの両面。右の大きなパッキンは水に浸らない位置で使われるので、かなり劣化しているが、まだ使えないことはない。
 左のものは給水管とボールタップの間に位置し、袋ナットで密着させられる。曲げたら折れそうなほど硬い。柔軟性をほとんど失っている。(追記:柔らかなゴムが硬くなったのだと思ったら、もともと硬いものらしい。)
 できたら、どちらも交換した方がいい。特に配管に仕込まれた方は換えた方がいい。型番がわからないが、古いのを持って店で探すことにした。
 
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 フロートバルブも交換。手を黒く染めたくない方は手袋をした方がいい。玉鎖のフックを外し、バルブの足を横に引き抜く。合成ゴムといえども表面は劣化してどろどろに融けている。服が汚れないようにタンク内ですべて処理できるようにした方がいいだろう。鎖はバルブとフックで繋がっているだけだから、工具無しでも外すことができる。どろどろのバルブや使い捨ての手袋などは袋の中へ、鎖はDIY用にとっておいてもいいし、金属資源として回収に出してもいい。
 フロートバルブは大きなものと小さなものが市販されている。TOTOタンク内部金具検索にタンクの型番を入力すると互換性のあるパーツの型番を知ることができる。S730BにはTHY418という大きい方が適合する。税込み929円。
 ここで買い物に出掛ける。
 
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 ボールタップとタンクの間に噛ますパッキンはメーカー製のものは置いていなかった。代わりに内径が同じのカップリングパッキン(ポンプ用)を購入。少し外径が小さいが用は足せる。
 
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 フロートバルブの新旧比較。艶々した方が新しい。艶無しの方は表面が融け出ている古い方。
 
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 玉鎖のフックを洗浄レバーのアームに掛ける。オーバーフロー管の根本にある突起にフロートバルブの足を差し込む。
 
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 フロートバルブ装着完了。
 
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 ボールタップを取り付ける。
 
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 小パッキンもメーカー製の陳列品には同じサイズのものはなく、他社製のものも微妙にサイズが違う。
 古いものは所々メッキが癒着し防水性が心配だったので、とりあえず砥石で表面を整えた。表面はきれいになったが弾力性はなく金属面との密着に問題が生じそうだったので、パンク修理用のゴムのりを両面に塗り、よく乾燥させてから給水管とボールタップの間に挟んで袋ナットを締めた。

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 止水栓を開いて、問題のパッキンから水が漏れていないか確かめながらタンクに水を貯める。
 洗浄レバーの動きと排水(大小)を連係させるべく玉鎖の長さを調節する。
 水面の高さ(貯水量)を標準にするか節水にするかをボールタップのバルブの長さを調節して決める。バルブの白いノブを持ち上げてボルトを回転させるとバルブ長が変化する。バルブを長くすると、ボールが浮上する高さは低くなり、貯水量は少なくなる。水洗大の際に流れ出る水量を節約できる。短くするとボールが高く浮上するまで給水は止まず、貯水量は多くなる。しかしオーバーフロー管の最大水量を示す線を超えないようにする。ボールが浮上したままだと調節できないので、止水栓を閉め、排水して水面を下げる必要がある。今回はボールが上がる高さを低めにした。
 TOTO純正の平パッキンはホームセンターでは調達しにくい。型番を検索したらネット通販しておいた方がいい。

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by hills_mountains | 2014-12-31 23:59 | 家電や住設のメンテナンス/修理 | Comments(0)

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