日曜日、久里浜のカインズホームに出かけて、ワゴン車を洗うための柄付きスポンジその他を買った。自分は自動車を持たないし運転もしていないが、うちには弟の仕事車がある。昨年あたりはよく利用していたのに、最近はほとんど利用していない。今春だったか、バッテリーがダメになっていて、JAFを呼んで新しいバッテリーに交換したことがあった。その後もあまり乗っていないようだ。この秋は雨が多く、車に付着した塵芥にうっすら苔が生えて緑色になっている部分が出てきた。苔はいろいろなものを風化する。車の塗装とて苔が分泌する物質で変質するやもしれない。また塗装に刺さった鉄粉が錆びて茶色いシミになっている。前面は走行中に衝突した小石で所々塗膜が破れ小さなサビの点がいくつも見える。今回はその塗装の修繕の準備はなかったのでまたの機会にし、まずは洗車。 最初は排気筒のサビ落としだ。ペーパーで浮いたサビだけ落とした。防錆剤を塗るかどうかはまだ未定。 前面の薄い引っかき傷と礫との衝突などによる塗膜破れ。及び塗膜に貫入した微細な鉄破片などが錆びている。鉄破片など塗膜に刺さったものは粘土クリーナーで絡め取る。
前面ガラスの右側。これも塗膜が剥がれている。たぶん石でも当たったんだろう。
前面ガラスの上。ヒトで言うとおでこに当たる部分。何かが当たって傷ついた場所が錆びている。ガラスのパッキンの黒いゴムは変質が始まっており、洗浄の際に黒く溶け出てくる。厄介なのは乾拭きとか保護剤の塗布の際に黒いシミが塗膜にこびりついてしまい、洗剤でないと落ちないことだ。変質を防ぐために何か塗る方がいいのかもしれない。
中扉の下部、オーバーハングになっているところに汚れがたまっている。窓枠の後端から水が垂れ下がる場所に頑固な筋汚れが付いている。
ドアの取っ手が埋まっている部分はどこもこんな感じ。傷も多いので汚れが染み込んでいるようだ。
今回このような道具で洗車する。伸縮柄付きのスポンジとモップ。台所用洗剤。ヤシタワシ(針金さえ気をつければ案外傷は付かない。非塗装部やタイヤ周りの頑固な汚れを落とせる。)竹柄のナイロンブラシ。塗装部に突出する鉄破片やピッチを絡め取る粘土状クリーナー。スプレーボトル(再利用品)とSmart Mist光沢撥水剤の詰め替え用。マイクロファイバー・ウエス。服装は防寒衣を着た上に上下レインウェアを着て長靴とゴム手袋を着用する。長靴の外にレインパンツの裾を出す。手首も手袋の中に水が入らないようにレインウェアの袖口のベルクロで閉めて隙間を無くす。屋根の作業の際は大きな脚立が必要。
水で砂や虫や鳥糞など大きな汚れを吹き飛ばす。タイヤ周りはあまり汚れていない。走ってないからなぁ。食器用洗剤をバケツに入れ、水で撹拌して泡を作り、柄付きスポンジで屋根から洗う。やっぱり柄の長さが調節できるのはいいなぁ。屋根は広いので2分割か3分割すると洗剤が乾く前に楽に濯げる。続いて、後部、側面(3分割)、前面、側面(3分割)と、洗いすすぎを計10回ほど繰り返す。
シャンプーが終わったら、粘土クリーナーで塗面にこびりついた鉄粉やピッチを取り除く。濡れた塗装面を粘土で摩るだけでいい。粘土の擦った部分は茶色っぽく色が着く。粘土を伸ばして折り返して綺麗な状態にして作業する。
それでも残る頑固な汚れ。
普通は水あかクリーナーを使うのだろうが、これまで塗装面やプラスチックなどで傷が残らなかったアストニッシュを使う。ただしゴシゴシ擦らずに水を含めたスポンジに塗布して泡立ててからヤワヤワと汚れを摩る。
洗浄が終わったら、マイクロファイバーのモップで大きな水滴を拭き取り、Smart Mistを噴霧して柄付きモップやマイクロファイバー・ウエスで拭き上げる。
灰を被ったような薄汚れた状態からミルクのように白くなった。
荷室に風を通して、エンジンも始動させてみるかなとキーを挿してみるが、バッテリー充電量がゼロになっているようだ。またJAFにお世話になるのか。