刈払機取扱作業者安全衛生教育
2017年 03月 17日
チェーンソーや刈払機は免許がないと使えないわけではないが、それらを使った作業従事者の安全と健康を確保するため、従事者と従事者が属する事業所(あるいはボランティア団体)が熟知しておかねばならない知識や機器の操作やメンテナンスの要点などがあり、事業所は作業従事者に十分な教育を受けさせなくてはならない。これは義務教育であり、受講者には免許ではなく受講証明書が交付される。
ということで、十分に使用経験があろうがなかろうが受けに来る。私はNPOかなざわ森沢山の会では自分で研摩でき、自分専用に仕立て上げることができる手持ち道具で作業することにかなりのこだわりを持っているので、チェーンソーよりは高性能の手鋸でチェーンソー並みに快速切りする、刈払機よりは綺麗に手早く手鎌で茅やアズマネザサの藪を開いたり、斜面の下刈りをナギ鎌やノボリ鎌でバッサバッサと刈る。
チェーンソーの講習も十数年前に受けたが、それもチェーンソーのことを知るためでチェーンソーをバンバン使うためではなかった。
重大事故例もいろいろ聞いた。作業の最中よりも刈払い作業の手を止めている時に、死亡事故を含む重大事故が多い。歯が長い棹の先についているという特殊な構造ゆえ、しっかりとした知識と安全作業の実践が必要だ。