切れない剪定ばさみの手入れ

 帰省先で見つけた切れなくなった剪定鋏を宅急便の荷物に同梱して自宅に送った。それが今日届いたので錆を落とし刃を研磨し、柄を調整し、潤滑油を塗布して再生した。
 
 まず分解する。ボルトをレンチで固定し、六角ナットを緩めて取り去る。ボルトを回して抜去し刃を分離する。草木の液が固着し錆も生じている。もともとはシルバー色だったものだ。
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 砥石や耐水ペーパーで汚れと錆を落とし、刃欠けを修正した
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 中目の砥石と粗目の耐水ペーパーでこすった傷が目立つため、仕上げ砥石と#1000のペーパーで磨いた。
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 鋏の切刃と受刃の間に隙間があったので何が原因か調べてみた。両方の刃の歪みを調べてみたら、受刃の方が外に開くように曲がっていた。硬い枝を切ろうとして切刃と受刃の間に枝を挟み込んでしまったりしたことが考えられる。受刃の穴の開いた辺りをモンキーレンチで挟んで万力で固定したようにする。プラーヤーで受刃の中ほどから先の方を掴んで少しずつ矯正する。矯正の結果はこんな感じ。もし両方の刃が切刃の鋏だともう少し精度が高くないとダメだが剪定ばさみならばなんとかなるだろう。
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 組み上げて握ってみると、どうもバネの潰れ具合が変だ。そのせいで鋏を最後まで閉じれていない気がした。よく見ると、バネを支えている部分が左右でずれている。切刃のプラスチックの柄が数ミリ抜けかかっているようだ。
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 木槌で柄を叩き込むと握った時のバネの収まりが良くなり、しっかり最後まで握れるようになった。自転車のチェーンや歯車の潤滑に用いるinnotech105を仕上げに軸と刃に塗布しておいた。このオイルは揮発成分が乾燥すると潤滑成分がワックスのように残る。これで潤滑と防錆の両方が期待できる。
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 金木犀の生垣で試し切りした結果、径8mmくらいの生きた枝までは難なく切れる。断面は非常に綺麗。
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 この枝の径は12mmくらい。断面は綺麗であるが、やや大きな握力が必要だ。これくらいが限界ではないかと思われる。
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 枯れて硬くなった枝はどうだろうかと試してみた。
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 細い方で7mmくらいだろうか。断面は綺麗だがかなり力が必要だ。太い方は15mmあるかどうか。これは一度に切断できなかった。片側から切り込み、鋏を反転させて反対からも切り込んでやっと切断。大きな鋏ではないので、枯れ枝は8mmぐらいでやめておいたほうが、刃欠けを避けることができ、手へのストレスを軽減できるだろう。
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by hills_mountains | 2017-04-11 19:58 | 山林作業ボランティア | Comments(0)

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