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うちの前の道の雨水集水枡の清掃など

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 春は常緑樹の葉が生え変わるために、落葉がすごい。昨日今日と強風が吹き荒れたので、近所中の常緑樹の葉が道路脇にずらっと吹き溜まっていた。それを掃除していて気になったのが、鉄の格子の間から流れ込んだ葉っぱが枡の中を埋め尽くしていたこと。昨年は6月になってから清掃を行った。長年の有機物の蓄積と土砂の堆積でボウフラが湧いているのを気にしての清掃だった。 清掃したが、また葉が落ちれば元の状態になってしまうのだ。昨年の秋から今日までの落ち葉の堆積量というものはすごいもので、まだ暖かくなって間もないからまだ腐敗していない葉もたくさんだった。その分、網ですくい上げた時の水の切れも良く掃除はしやすかった。さて、落ち葉がきれいになったのはいいが、そのままにしておけばまだまだ散ってくる常緑樹の葉っぱがまた捉えられてまた網で掬い取らねばならない。そう毎日はできないことなので、網をかけることにした。よく網戸のネットをかけているのを見かけるが、それだと砂まで捕捉してしまい、集水効率が下がる。また紫外線や熱でボロボロになって千切れればそれが環境に出て行ってしまう。
 そこでこの冬に庭から撤去した堆肥囲い用の金網を平らに伸ばして錆びて腐ったところを取り除き、落ち葉対策用の網として格子にかぶせることにした。
 まずは歪んだ網を広げ、使えそうな部分を万能ハサミで切り取る。
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 横断して切る時は捻りの終わりのところで切る。
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 縦に切って幅を調節し。土に接していて錆びて傷んだ端の方の網目を切り離す。
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 飛び出た捻り部分をまず直角におる。階段などの段差を利用する。
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 裏返して残り90度折り込む。
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 折り込み完成。
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 格子蓋よりも上下左右で数cm大きめの金網が完成。
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 それを格子蓋に巻きつけて針金で固定する。しっかり張らないと表で金網がだぶついて蹴つまずく恐れもあるためしっかり張りを持たせる。
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 完成。ウサギ小屋や鶏小屋を作る時に使うような大きさの網目なので、桜の花びらぐらいなら止めることができるかもしれないが、樹木の花ガラやクロガネモチなどの細かい実は通過してしまう。その代わり、大雨で網目が詰まって水はけが悪くなるということはない。
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 本日、手網で掬った枯れ葉や小粒の砂利など。葉の間にたくさんの赤虫やボウフラがいる。昨今、平均気温が上がっているのでボウフラの羽化は早まっていると思う。実際、清掃時に雨水の集水孔の中から蚊が何匹か出てきたし、赤虫(ユスリカの幼虫)がたくさん見られた。ボウフラは目立たない色をしているので、ゴミを引き上げてしまうとよく見えないが、水面に動くものがあればボウフラだ。
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 雨水枡には土砂やゴミが直接河川に流入しないように溜まるようになっていて、本来ここは年に1回は清掃する場所。完全に詰まってしまっているようなところもたくさんある。自治体の土木事務所がゴミを引き上げる水切り箱を貸し出してくれて、町内会単位で期間を決めて清掃する。町内会が全く無頓着であったり仕事をせずに旅行費に回すなどしているところではサボってやっていないのではないだろうか。
 蚊が媒介する伝染病を検疫で水際防御することは不可能であり、菌を潜伏させたまま入国してくる人は多数いる。飛行機で短時間で移動し病気を発症しないうちに入国してしまうのだから、それを見極める術はない。そのあとは蚊が媒介することは夏場に都市部の公園で大騒ぎになったりすることで最近はよく知られている。蚊に刺されないために防虫剤や殺虫剤を使用するだけでは完全には防げない。病原菌を媒介する蚊が増える環境を激減させて個体数を減らすことが大事だと思う。
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 このような網の先が平らになった手網を使うと非常によくゴミが取れる。このように目が細かいと枯れ葉やゴミだけでなくかなり細かいものまですくい上げることができる。すくい上げる時に水気を孔内で十分に切り、さらに網を路面に引き上げたら網の上からやんわりと踏んで水を絞り出すと乾燥が早まる。よく水気を切って路端に広げておけば天気が良い日にはすぐに乾燥する。作業日とその翌日も乾燥させれば完璧だが、乾燥すると風で飛ぶので、葉が乾燥してきたら砂などと選り分けて、葉やゴミは自治体が指定する袋に入れておく。袋の口を開けておけば乾燥が進む。指定日に燃やすごみへ出す。残った砂泥は土に埋めるといいと思う。公園や山林や空地の側が現場なら、砂泥はそういった緑地などの裸地由来のものだからそこに還せばいい。
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by hills_mountains | 2017-04-18 23:59 | 生活一般

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