穂高 = 光城山〜長峰山ハイキング

b0113219_11013661.jpg

 
 
 よく泊まるビジネスホテルの朝食。セルフサービスでプレートに盛り付けて一階のロビーや会議室で食べる。チェーンのホテルなので日本全国どこに行っても同じような時間帯で似たようなものが出るのだが、中には他の店舗よりもちょっと質が高いところがある。松本駅前本町の店舗は型抜きのお握りではないご飯が必ずある。これは青大豆、金時豆、ひよこ豆などを入れた豆ご飯、根菜類と干し椎茸の煮しめ、野沢菜も美味い。豆腐とネギの味噌汁もインスタントではなさそうだ。他にも何種類か惣菜はあるし、パンもあるが好きなものだけを盛り付けた。
b0113219_10354815.jpg
 
 松本から9時台の大町行きに乗り穂高へ向かう。大糸線沿線や国道沿いは結構住宅が増えているが、まだまだこういう田園風景が見られる。
b0113219_10354858.jpg
10時前に穂高駅に着き、駅前で自転車を借りる。一時間200円。今回は輪行しなかったので私を含め2台借りた。子供用の自転車もある。

 駅前を発し神社周りの裏道を通って国道を横切り田園地帯に入ると、5月連休前後はこのような風景が広がる。大王わさび農場付近から西を眺める。
 雪が残る山岳のうち、左から大滝山、蝶ヶ岳。一番突出しているは常念岳。前衛の山の陰から頂だけ見える横通岳。右の水平の頂は大天井岳。
b0113219_10354968.jpg
 
 台形の黒い山陰は有明山。そのすぐ右側の奥は燕岳。画面右の白い峰が餓鬼岳。
b0113219_10354889.jpg
 
 ビニールハウスの上が餓鬼岳。三本杉のあたりから右は後立山連峰の蓮華岳や爺ヶ岳あたりが見える。この山脈の裏に黒部湖があり、対岸に立山連峰がある。
b0113219_10354813.jpg
 
 白馬の峰々まで見える。
b0113219_10354902.jpg
 
 大王わさび農場方面(東)を見ると1000m近くの山々が連なる。右のほうに白い筋が縦に走っている山がある。この時期だけ現れる白い筋。何だろうと思って10年ほど前に調べておいたのが光城山。今春の青春18きっぷの期限最終日に見に来た時は何もなかった。→松本から安曇野へ
b0113219_10354825.jpg
 
 4月10日には灯油バーナーで石の表面をよく焼いて殺菌していた圃場もよく見たら半分は苗の植え付けが済んでいた。同じく、右側の土手では梅が満開だったが、梅は終わり、桜も盛りを過ぎていた。
b0113219_10355041.jpg
 
 4月10日ごろはこの撮影地点では安曇野で真っ先に咲くといわれる桜が満開だったが、もう葉桜だった。代わりに鮮やかなのは芝桜。夏緑広葉樹はまだ賑やかにならず空が透けて見えている。桜花と新緑の間の清々しさ。
b0113219_10354950.jpg
 
 穂高から大王わさび農場の間でかなりの時間が経過した。11時ごろ。山登りに備えて補給。弁当は持っていない。山では持参した菓子、飲むヨーグルト、梅昆布茶など行動食で済ます。
 わさびソフトクリーム。
b0113219_10354972.jpg
 
 わさびコロッケはかつてはわさびの風味があまり感じられなかった。細かくした山葵では熱すると分解したり揮発したりする成分があったのだろう。今は葉山葵をしっかり合わせていて山葵の風味が楽しめる。
b0113219_16515107.jpg
 
 大王わさび農場には湧水を汲めるようになっているところがあり、ペットボトルの水を入れ替えてから出発。
 大王わさび農場は犀川に近い。安曇野アートラインなど車の通りの多い道路を通らずに土手の上を自転車で移動。割合に状態のいい砂利道が部分的にある。

 安曇野アルプス村の厩舎と運動場の側も通る。今日は日差しがあって馬も寝そべっていた。猫みたいに脚を投げ出して寝ていた馬もいた。地面が気持ちよさそうだ。
b0113219_14333192.jpg
川向こうの光城山を見る。ここまで近づくと桜の花の赤みが感じられる。
b0113219_11013686.jpg
 
 光橋はカーブしていて勾配もある橋。左右に広々とした自転車歩行者共用の通路がある。眺めもいい。
b0113219_11013661.jpg
 
 橋の上から北アルプスの峰々を見る。
b0113219_11013678.jpg
 
 五月連休を過ぎた頃には多くの水田に水が張られるだろう。そうするとまた景色が一変するはずだ。
b0113219_11013705.jpg
 
 光橋東詰の信号で国道を渡り、近くの小さな踏切でJR篠ノ井線を渡り、山裾の坂道を登山口まで移動。駐車場入口には警備員が交通整理していた。登山口近くの駐車場はさほど大きくはないので、満車状態の場合は入場ができず、市道で待機状態になる。入場待ちの数台の車を尻目に自転車を登山口近くまで押していき、邪魔にならないところに駐輪。トレッキングポールを伸ばして準備する。ポールの先にはゴムを被せたままの方がいい。岩や雪氷向けの炭素鋼の先端を登山道に突き刺して耕してしまうと道が荒れる。
 登り始めたのは正午前後。
 高齢の木が多く、ここ数年で木全体が弱ったものを伐採し苗木を植えて育てているようだ。数年もすれば老若入り混じった複層的な桜の林になるのだろう。今は桜が満開でも天が開いて空が大きく見えている。
 道は凹凸も少なく階段も割合に少なめで状態が良く歩きやすい。ここ数日雨が降らなかったのか表面が乾いていて、下る際には滑りやすかった。杖を使って重心を前に保ちたい。怖がって踵に体重をかけてしまう人は尻餅を搗くことになる。
 老若男女楽しめる山で幼稚園年長ぐらいになると遠足で登ってくるらしい。子連れが多かった。驚いたのは赤ん坊を抱っこして登ってくる女の人が多かったこと。傾斜が急な中腹を越えて山頂まで行くのかどうかはわからないが、登山が好きな人ならそういうこともできないことはない。山頂まで行って下山するならば安全のため杖はあったほうがいい。
b0113219_11013767.jpg
 
 中腹から階段が時々現れる。登る時はさほど疲労が気にならないが、下る際の関節への負担は大きい。
b0113219_11013723.jpg
 
 登り進めると山裾の国道や自動車道の騒音がだんだんと薄れて鳥の声にも関心が移ってゆく。バードウォッチングをしたい人は8倍から10倍くらいの小型軽量の双眼鏡があるといいだろう。持ってこようと思っていたが忘れてしまっていた。この日はたくさんのカラ類、ヒワ類ヒタキ類が見られた。オオルリも目撃。
b0113219_11013754.jpg
 
 急傾斜の区間が終わると小広い広場に到着。そこから山頂までが座ってくつろげる場所が多い。タテハ蝶が力強く羽ばたく音が聞こえる。平野からの喧騒はほとんど聞こえない。
b0113219_11013868.jpg
 
 宿木を掲げた桜。
b0113219_11013898.jpg
 
 山頂からの展望。午後になり霞が濃くなり陽の向きも変わって山の見え方が全然違う。時間は1時半。
b0113219_11013810.jpg
b0113219_11073448.jpg
 
 4月10日は光城山に登った後、長峰山方面への舗装林道ではなく細い山道を歩いて烏帽子峰まで歩き、そこから近くの林道に出て光城山方面に戻って下山した。烏帽子峰から先の山道がどうなっているのかはわからなかったが、光城山と長峰山は尾根続きで、道に起伏はさほどないはずだということで同伴の母も行ってみる気になったようだ。しかし割合に起伏はある。階段が少ないし光城山の道よりも人が少ないので古の人たちの通った時代の形をそのまま残しているように思える。ここは標高900m近くのところにある水田跡。利用はされていないが水源から水は出ているらしく乾き目の湿地になっている。
b0113219_11073593.jpg
 
 水田跡に架かる木橋を渡るとまた登る。
b0113219_11073565.jpg
 
 水田跡から程なくして一旦舗装林道に出る。そのあたりに天平の森の入口がある。レストラン、展望風呂、キャビン・キャンプ場などの施設群がある。天文台も備えている。
 犀川を渡る前、山の上を白いパラグライダーが飛んでいた。離陸のための踏切台がある。光城山の方に飛んで行ったので上空から桜を見物したのでしょう。ヘルメットにビデオカメラを着けていたのだろうか。空からだとどんな風に見えるのだろうか。ここからの離陸だと飛ぶ前から絶景が見られていいな。高度を稼げば美ヶ原の方まで見えるだろう。
 この見晴らしのいい場所のベンチで塩分を補給。持参したポットのお湯で梅昆布茶を作って飲んだ。お茶請けには塩気の効いた柚餅子。汗も掻いたしちょうど良い塩梅だった。
b0113219_11073587.jpg
 
 まだまだ蕾がたくさん。蕾だけの桜もたくさんあった。五月の連休あたりが盛りだろう。
b0113219_11073699.jpg
 長峰山から東の眺め。入山の方だと思われる。
b0113219_11073649.jpg
 
 長峰山頂付近で一番枝振りが良い桜。名残惜しいがレンタサイクルを日没前に返さねばならないので下山を開始する。午後3時。
b0113219_11073795.jpg
 
 往きに歩いた自然歩道ではなく、西側が開けた舗装林道を移動する。土と違って硬い路面だが起伏がなく時間短縮になる。西の空に雲が目立ち始める。
b0113219_11073767.jpg
 
 光城山山頂の手前で松林の中の山道に入り、北廻り道で下山を開始。松葉や雑木の落ち葉が脚に優しいが、傾斜がきついところもあり杖があるとブレーキが効く。トレッキングポールは長目に調節して前方に突くといい。急傾斜部分は九十九折になっている。短絡して真っ直ぐ下ると却って後で疲れる。広い踏み跡を辿るのがいい。
b0113219_11103597.jpg
 
 母撮影の一コマ。
b0113219_11202384.jpg
 
 九十九折区間が終わって山裾をゆるゆると降りていく。下山完了前に若木ばかりの桜の林が見えてくる。ウグイスの声が聞こえる。
b0113219_11103679.jpg
 
 写真には含めなかったがこの辺りは望遠レンズを搭載したカメラを三脚に据えて写真を撮る人が5、6人いた。登山口付近の駐車場から100mぐらいの場所で桜と野鳥や蝶を撮影していたのだろう。ウグイスを撮れた人いたのかなぁ。
b0113219_11103625.jpg
 
 下山後、手早く身支度し、自転車で移動開始。土手の上からまた撮影。
b0113219_11161309.jpg
b0113219_11103785.jpg
 
 大王わさび農場付近の養魚場の近くを通って御法田の交差点から真っ直ぐの道。朝とはまた違った趣。
b0113219_11103727.jpg
 
 穂高駅前のしなの庵には5時過ぎに到着。利用料金7時間で清算。2台で2800円。1日最高1500円なのでほぼ丸一日貸切と同じだが、自転車での純粋な移動時間は1時間強かな。
 午後5時半ごろ、駅前通りから見える長峰山を撮影。5時45分の列車を待つ。
b0113219_11103793.jpg
 
 松本駅に着き、駅ビルMIDORIの4階で喉を潤し地元の食材を使った料理を食べることにした。母は食べたことがないというので山賊焼を注文。生ビールを飲む。汗を掻いたから美味い。
b0113219_11103851.jpg

 こちらは軍鶏の炭火焼。適度に歯ごたえがありさっぱりとしてうまい。
b0113219_11103835.jpg
 宿ではアルプスハムの「しなのざくら」を切り、i7で買ったミニトマトや漬物などいろいろ摘んで、神の河のソーダ割りで軽く喉を潤した。スキットルは便利だ。

[PR]
by hills_mountains | 2017-04-24 23:59 | 自転車旅/輪行/ポタリング | Comments(0)

このブログ内の自転車整備やDIYの記事を参考にする場合、読者の責任において取り組むようにしてください。


by hills_mountains