ミシンでヘルメットのパッドを補強
2017年 06月 25日
処分する際にコンクリート床に横向きに置いて体重をかけて割ろうと思ったが、非常に粘り腰で、少しミシと音がしただけで割れる気配がない。強度的にはあまり劣化しているようには思えなかった。とくにシェル部分が発泡部分としっかり密着していて強度を保っているらしいと見てシェル部分を剥がしにかかったが、かなりの接着力で腕力を使った。シェルを剥いだ状態でも発泡緩衝材は脆くならず、割って分解するのに時間が掛かった。強い力が加わるとヒビが入るが割れない素材のようだ。今度ヘルメットを新調するときはこのメーカーを選択肢に入れておこう。
そのもう一つのヘルメット(LIMAR製)も中のパッドが2枚に分離しそうになり手縫いでかがったりしながら使っていた。接着の剥がれが大きくなってきたのでミシンでパッドを全周縫うことにした。
ミシンの整備前だったこともあるし、パッドがベルクロ留めできる素材でミシンの布送り歯と少々相性が悪いこともあるし、なにより細くて頼りのない素材であることもあり、ミシンといえども作業は難航した。布の進行方向をカーブさせたり90度以上方向転換させる回数も多かった。またできるだけ縁の方を縫いたかったので、ときどき逸脱をした。
額部分のパッドの傷みが問題で、頭頂部のパッドはなんの問題もなかったのだが、こちらも全周縫っておいた。おそらくこのヘルメットのパッドももう替えを買うことはできないであろうから。