小瓶の農薬、ずっと家に置いておいてもなあ。

 殺虫剤は自分が買ったものはほとんどない。なのに使いさしがいくつかある。家にずっと置いておいても経年劣化で毒性が完全に無くなったりする訳ではないし、盗まれて犯罪に使われたり災害時などに容器が破損して原液が流れ出たりなど良いことはない。また松本サリン事件で農薬を保存してあったということをこじ付けられて不当に拘留された件もある。スプレー缶は腐蝕してくるので何年もどこかにしまっておくものではない。
 あまり気が進まないが使って消費することにし、この先は買うのをやめさせようと思っている。嫌な役回りだ。
 一番始末に悪いのはスミソン乳剤という瓶入りのもので、数百倍から千倍に希釈してアブラムシや毛虫のついた植物に噴霧するのが主な使い方だが、うちの庭には植物が枯れたり花が咲かなかったりするほど決定的な害を与えたり茶毒蛾など毒性のある虫は繁殖したことがない。一度か二度、スモモの木に大きな毛虫が発生したことがあり、鳥が食わなかったので、これらは棒切れに廃食用油を染み込ませた布を巻いて火を点け、焼いて退治した。純石鹸水をスプレーするのも毒性がなく虫に効く。消毒用アルコールも白アリの羽アリなどに効いた。最近はそれすらも必要がないほどだ。虫が虫を食い、ヤモリやトカゲやクモが虫を食い、鳥が虫を食う。アズマネザサという朝顔の支柱に使うものを山から刈って来て、両端に穴が開くように数十センチに切り揃えて紐や針金で束ねて軒先に置いておくと、笹筒の径に応じて実に様々なハチが利用するようになる。その中でフタオビドロバチは芋虫を捉えて運んで来て、筒の中に引き入れて産卵する。そして泥で仕切りや蓋をする。人が積極的に天敵を利用することも案外手軽にできるものだ。最近まで竹筒巣箱にいたスズメもたくさんのバッタの幼齢虫を雛に運んで来ているのを確認している。
 地上に散布するところがないので蚊の発生源となる道路の雨水排水升に投入することにした。うちの前の3箇所は昨夏から割り合い頻繁に枯葉などを除去し、以前よりも虫はわかないはずだが、水面を見てみるとやはり虫の動きがある。水が澄んでいようが濁っていようがボウフラは沸くものだ。
 スミソンはスミチオンとマラソンの混合剤だが、スミチオンの使用方法を参考にした。1m3(1000L)の水塊に20mlの割合で投入するとある。升の底にはバケツ3倍(30L)ほどの雨水が溜まっている。それが3箇所なので100L未満である。計算すると2mlあれば良いことになる。小さじの半分ぐらいだ。それをホワイトリカーの空き箱を半分に切ったものに入れ、3箇所に割りやすくするために適当に希釈する。強烈な匂いで風下にいるのは良くない。希釈する時も静かに水を注ぐ。
 このように雨が降って薬効がなくなるたびにチマチマと投入し使い切ろうと思う。それにしてもひどい匂いだ。附子と同じように風下にいて匂いを感じてはいけない。気持ち悪くなる。気をつけていても匂ってしまう。目に見えて目と鼻に違和感がある。雫や霧が掛かったわけではないけれどすぐにシャワーを浴びた。
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by hills_mountains | 2017-07-10 16:25 | 生活一般 | Comments(0)

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