ねこ車 車軸と日本製軸受との隙間調整

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 18番のユニクローム鉄線で以前試行したこと(http://hillsmts.exblog.jp/27025950/)を少し細いステンレス線で試して見ることにした。
 長巻で買いたくないので100ショップで購入。7mもあるので、これで何台分も直せる。
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 日本製のベアリングの内径というのが、15mmの次が17mmで、中国製ねこ車の車軸径に合う16mmというのはない。厚みや外径はリムの穴にぴったりである必要があるため、内径は17mmのものを選んでいる。だからかなりの隙間が空いている。中国製ベアリングはボールのグリースがすぐに切れてしまうので転がらなくなり、そうなるともともと精度が悪いベアリング内筒と車軸の間に摩擦が生じ、車軸が減っていく。そういう状態なので隙間は1mm以上ある。
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 光を透かして見るとガバガバなのがわかるだろう。この隙間をうまく狭めるために八方手を尽くしてスリーブ(薄い金属の筒)を手に入れるのは、時間と金の無駄なので、適当な厚みの板を丸めて自作することを考えていた。金に糸目をつけないのであれば特注で17mmの両ネジボルトを作ってもらうのがいいだろうが、ねこ車の精度の低いリムの再利用にさほどお金をかけたくはない。
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 ねこの車軸をサビ取りしてから眺めていた時、なんでネジを必要以上に長く切っているんだろうなと思いながら考えていた時、針金を巻く方法を思いついた。
 直接、車軸に巻きつけるとステンレスの弾力性により巻きが緩んでネジの溝との密着度が低くなるので、直径14mmの棒に巻きつけてコイルを作る。
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 片側に10巻ほどあれば十分だ。
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 コイルをナットのようにねじ山にねじ込んでいく。
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 一番奥までネジ入れ、軸受と接するところの太さ調整が完了。
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 もう片方も同様にネジ入れる。左のほうが巻きが緩いが、巻きが緩くなりがちなコイルの巻き始めを切り捨ててしまえば、左のほうも右と同じようにねじ山に綺麗に沿わせることができるはずだ。
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 車軸をベアリングに通してみると、いい具合だ。手でリムを回転させると滑らかに回転する。リムの歪みがあるので多少回りが歪な感じがするが、元々の車輪のガタつきが多い状態から比べると雲泥の差だ。
 コイルがベアリングよりもたくさん外側に現れているのは、ナットの締め付けの際に邪魔になるので、コイルは7巻ぐらいでいいのかもしれない。
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 ベアリングを貫入させる際に塗膜がひび割れてしまった。小筆で錆止めでも塗っておかないといけない。
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 さあ、やっとここまでたどり着いた。あとはジャンクの中から状態のいいタイヤとチューブを外してきて、車輪再生を完了しよう。車輪をフレームに固定して運搬試験をしてみないといけない。

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by hills_mountains | 2017-08-07 11:38 | 山林作業ボランティア | Comments(0)

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