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もうこりごりのバイクバッテリーの解体

 結果として面倒臭いことになるので自分ではやらないほうがいいことの一つだ。中の鉛が劣化しているとボロボロに崩れて収拾がつかなくなる。なので、やらない方がいいですよという意味でここに苦労話として書いておく。
 自分はオートバイは乗らないのだが、かつて弟が乗っていた。すでにバイクがなくなってから25年くらいは経つのではないかと思うのだが、その間このバッテリーは電解液に蒸留水を足したり充電したりせずに放置されていた。中の希硫酸さえ中和できれば、電解液は捨てられる。箱の中に鉛の板が入っているが、それも取り出すことができるだろう。ということで重曹を使って希硫酸を中和することにした。
 
 バッテリーの外箱に電解液900mlと書いてあったので、重曹を1kgも買ってきてしまったが、このバッテリーは電解液が補充用も含めて別のボトルでついてきた商品だったようだ。バッテリー内の電解液自体は250mlもなかった。バケツに液を空けて中和するのは、皮膚や眼球などの身体保護さえできていればさほど難しいことではない。化学火傷には気を着けたい。
 電解液を抜き取ったバッテリーに何度も水を入れて濯ぎ、箱を解体し、プラスチックと鉛などの金属に分別しよう考えた。自治体では鉛(釣りやダイビングの錘など)は小さな金属類として回収している。解体は短柄の掛矢で叩き壊した。中に少しは残っていたであろう液は十分希釈されており問題なかったし、経年劣化もあるだろう。プラスチックは簡単に割れた。中の鉛の網板を取り出した。だいぶボロボロになっている板があり、間に挟まっているシートや不織布などを剥がしたりするのにかなりの時間が掛かった。こういうのはマシンで解体し、中身の分別もタンク内で自動でやるような機械を使うほうがいい。やってしまったからには仕方がない。今後は手を付けんでおこう。
 
もうこりごりのバイクバッテリーの解体_b0113219_23594661.jpg

by hills_mountains | 2018-05-20 15:00 | 生活一般 | Comments(0)

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