輪行(単独行)

横浜〜富山を往復とも輪行したときの模様 (APR 3 & 10, 2004)

輪行は、自転車を如何に畳むかということは家で何べんでも解体組立の予行演習ができるので問題にならないのだが、輪行袋を抱えて如何に歩き 切符を買い 必要とあらば土産を買い 階段を上下し 列車に乗り降りし 列車内の邪魔にならない場所を探し 安定した置き方ができ 他の客に配慮できるかということが本当は問題なのであって、それは予行演習するというわけにはいかない。自分は練習のつもりで輪行するにしても、他者の目からはただの旅の途中の輪行者なのだ。毎回の輪行は常に本番。最初っから練習気分で輪行などするもんではない。慣れていないうちは列車の運行日時を考慮し、空いた日や時間帯を選ぶに越したことはない。 慣れていても2人以上の輪行は列車内で固まれば迷惑も人数以上の倍率で増加すると考えて 乗る列車の時間をうんと早くするなど対策が必要。

東京駅丸の内北口 (Apr3,2004)
b0113219_154660.jpg家に近いところで電車に乗ってしまえばいいのだが、輪行袋を抱えて列車から列車へ乗り換えるのも面倒だったので、国道16号と1号で横浜から東京桜田門まで走る。裏道を通って有楽町駅前に出て、東京国際フォーラムの裏を通って東京駅丸の内中央口交差点に至った。この時は新幹線のプラットフォームがこの入口から近いのかどうかまで考えていなかった。新幹線は八重洲口の方が近い。


東京駅丸の内北口(Apr3,2004)
b0113219_1542619.jpg煉瓦の駅舎を撮影しながら中央口前を通過し北口バスターミナルの方から駅に入った。階段横の往来の少ないところで輪行バックを広げ、解体に取りかかった。休日の朝8:30ごろ。
輪行バックは、現行のOstrich ロード520(ロード用輪行袋)の旧型で、購入当時、ロードシリーズでもっとも丈夫な輪行袋。



新幹線での輪行バックの収め場所 (Apr3,2004)
b0113219_1544171.jpgこれは上越新幹線総二階建てMAXの車内だ。デッキには輪行バックが収まる場所はない。手すりすらないのだ。少し狭い階段を下りてドア近くの座席裏に置くと、通路にはみ出ることなく収まった。手順はこうだ。自転車はホームの柱にもたせかけておき、それ以外の荷物を持ってなるべく列の先頭に並び、先に車内に入り車両後部の2座席を確保する。並んでいた乗客が一通り車内に入ってきたら自転車を持ち込む。始発駅や停車時間が長い駅での方法だ。この日この時間は空いていたので、隣には誰も座らなかったが、席が埋まるほどの客数の場合は隣に座ることになる人に背もたれの傾け角に注意してもらうようにお願いしなくてはならない。
 停車時間が少ない場合や自転車を置きたい場所の席にすでに客がいるとデッキに置き、手すり等転倒防止用のベルトを掛けられない場合は自分もデッキにいるしかないかな。二階建て車両はデッキが狭いので避ける方が良い。まさか座席の上に鎮座させたり、座席と座席の間に置くことは避けたいところだ。


越後湯沢から乗ったはくたか車内 (Apr3,2004)
b0113219_1545862.jpg湯沢と金沢を結ぶ特急はくたかに乗り継ぐには新幹線を下車してから数分しかなかった。自転車を収めるのに丁度良い車両後部の座席には既に客が座っており、デッキ以外に置く場所はなかったが、手すりがあるのでそこにベルトで倒れないように固定した。こうして人の往来がある場所に輪行袋を置く場合、乗り降りする他の利用者の邪魔になりそうな場合には各停車駅に着く前に開かないドアの方に移動さすなど配慮が必要。


はくたか車内 (Apr3,2004)
b0113219_1551262.jpgデッキの手すりにベルトで固定。すぐに外せないベルトやワイヤー錠で固定すると必要に応じて輪行袋を移動させるのが面倒になる。またいざという緊急時に自分以外の者が自転車を退かすのが困難になる。


ここからは2004年4月9日〜10日の復路の輪行の様子だ。金沢発の夜行急行「能登」上野行きに富山から乗車。

消灯前の「能登」車内。
b0113219_303112.jpg金曜の夜で学校の春休みも終わっているので禁煙自由席9号車で乗客は6人前後。とても静かだった。


在来線特急車両を利用している「能登」での輪行袋の収め場所
b0113219_32588.jpgデッキ側の座席と壁の間。本来接地するべき面がこちらを向いている。古い客車なので壁から張り出したままの台が邪魔でこの向きでしか入れることができなかった。


消灯後の「能登」車内。
b0113219_313793.jpgこのように贅沢に座席を使うことができた。でも寝心地が良くなるわけではない。撮影場所は直江津。


消灯後の「能登」車内
b0113219_341116.jpgオレンジ色の非常灯に切り替わる。でもかなり明るい。



別の輪行袋を使った場合の車内での収まり具合 (AUG 29, 2007)

頑丈な分厚い布の輪行袋は嵩張るし重いので、全行程自転車で移動のつもりの場合は、不測の事態に備えてお守りのように携行するのは大変。で薄手で軽くて嵩張らない輪行袋を買った。値段や畳んでいる時の大きさの比較などは「輪行バッグの大小比較」を参照してもらうとして、今回は車内での様子を写真で紹介し、2品の比較をしてみよう。

写真は富山〜越後湯沢間で利用したはくたかの車内で撮影。2004年と同じ形式の車両に積んだので、良い比較になる。左(紺)にmont-bell、右(銀)にOstrich。
b0113219_2162364.jpgb0113219_1545862.jpg荷の厚みはそう変わらないが、高さと横幅がちょうど逆転したようになっている。

b0113219_21114951.jpgたまたま2つの便ではドアに近い座席は先客がいて利用できなかったので、座席の背もたれと壁面の間に押し込むことができなかったが、在来線の特急のように多少狭い空間でも、mont-bellならばフレームを横長の状態で袋に収納することで荷が低くなるからリクライニングの邪魔にはならないかもしれない。しかし左の写真から推測できるように、通路に自転車の一部がほんのわずかに飛び出す可能性もある。自動ドアの戸袋の側を利用すれば、ドアの端は戸袋に完全に収納されずに5cmは飛び出ているので、自転車は人の脚に当たったり車内販売のワゴンに当てられたりせずに済む。しかし、デッキに置く場合は左右どちらにせよ出入口付近の一部を占拠することになるので、途中停車駅で開くドアの方に輪行袋があって、大きな荷物を携行した客が乗り降りすることが予測できる場合は予め閉じたドアの側に移動させるなどの配慮が必要になり、寝込むことはできない。やはりできれば通路になる場所にはなるべく置かない方が楽だ。それに、デッキに置く場合でも手すりに括り付けて転倒を防ぐにはできればワイヤー錠ではなくベルトの方が良い。理由は上述の通り。今回は転倒防止用のベルトを忘れたのでやむを得ずワイヤー錠を使った。フルカーボンで最高のパーツが付いた高級車の場合は盗難の危険もあるが、そういう自転車をやむを得ずデッキに置く場合は自分もデッキにいるほうがいい。絶対に座りたければ車両最後方の座席を指定して自分のすぐ側に置くしかない。

 在来線特急の後に乗った新幹線では進行方向と逆の側の車両の端の3つ及び2つ並び座席のどちらの後ろにも収まり、しかも高さがないのでリクライニングの邪魔にならない。(写真を撮るのを忘れてました) 上方の写真「新幹線での輪行バックの収め場所 (Apr3,2004)」の背もたれと壁面の間に収める場合、壁面から飛び出したテーブルとは干渉しなかったということだ。新幹線でも各駅停車のコダマやタニガワなどの場合は帰省の時期でもない限りはデッキではなく客室内に収められる。高さを抑えた輪行袋を利用し座席指定できれば間違いなく車内後方の座席の後ろと壁の間に収めることができる。この記事のOstrichと同じような高さのある輪行袋の場合でも、上方の写真「在来線特急車両での輪行袋の収め場所」のように、天地を無視して横倒しにすれば同じことだが、フレームに固定した両輪の位置が変わり不安定になる。

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by hills_mountains | 2007-08-29 23:59 | 自転車旅/輪行/ポタリング | Comments(0)

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