"Shimano buys Rotor Q-Rings patent, to be OEM on 7900 and EDA"
2008年 08月 26日
私が今使っているROTOR(スペイン)のQ-Ringsの特許を今年春シマノが購入していたそうだ。
設計の背景となる理論はまったく異なるが、もともとシマノは楕円リングを作っていた。私が初めてロードレーサーを購入した平成6年にはまだBio-paceという楕円リングが付いていた。当時は猫も杓子もMTBに乗りたがった時代で、子どもの頃から行きつけにしていた町の自転車店からはロード車の完成展示品が消えていた。カタログを見て馴染みの製造者丸石のエンペラーを注文したが、そういった廉価な入門機にBio-paceが付いていたのである。その後は製造を中止していた。
真円リングが優勢の現在において楕円リングは一度廃れた奇抜な発想の産物であり、ROTOR Q-Ringsに興味をもっていても遠巻きに見ているだけのライダーが多いが、シマノが主力コンポDuraAceやその電動変速版に組み込んでいくとなると楕円リングは傍流から一気に主流になるだろう。調整がより複雑だということもあり真円のリングを好む者がいなくなるということはないだろうが。
何気に検索していたら凄いニュースでビックリしました。
確かFSAもツールにQ-ringsにマスクをしたものを投入してきましたし、ここにきてシマノまでとなると楕円リングは特殊なツールではなく、極普通の選択肢になりそうですね。
気が付かずにごめんなさい。
真円のリングの刃の切削のデザインとか軽量化とかは
もう限界に近くなっているのでしょうか。
あらゆる可能性を追及する態度の現れなんでしょうね。
理に適ったデザインならどんどん使って行きたいと思います。
普及してもう少し安くなると良いなと思っています。