grunge コンパクトトルクレンチ
2010年 10月 07日
ハンドルを手に持ってみた。短めで余計な出っ張りもなく作業がしやすい。
最近トルクが細かく指定されていて、手の感覚だけでは迷うことも多くなった。締め過ぎ締め不足の防止に大きな役割を果たしてくれるだろう。今回はDAHON Mu-SLのサドルの固定ナットを締め込んでみた。最大トルク値は9.5Nmということだ。
トルクの値の調整はハンドルの黒い部分をひねって目盛りを合わせるだけ。ただし目盛りは2Nm刻みなので1Nm未満の設定までは難しい。この辺かなというところまで赤い指標を上下して設定する。今回は9Nmに設定。作業中にハンドルが回って値が変わるということはない。この黒い部分をねじる時にかなりの抵抗を感じる。
ラチェット式なのでビットをボルト穴から抜かずに作業可能。
指定のトルクに達すると首がカチッとわずかに傾ぐ。左が指定トルクに達する前、右が指定トルクに達してクリックを感じたところ。このようになったら締めるのを止める。摩擦を利用して指定トルクに達したところで空回りして締め込みをできなくする機構ではないが、クリックは分かりやすい。