これは三つ目の輪行袋だ。Ostrichは最近これより軽い輪行袋SL-100を売り出したが、価格は8000円前後。L-100は6000円弱。重さの差は数十グラム。丸めて袋に詰めた状態の大きさは少しSL-100の方が少し細いくらい。その差に2000円余計に払うのもバカバカしいので、2番目に軽いこの商品を行きつけの自転車店で購入。
黒、青、赤の三色が用意されているが、黒や青はよく見かけるので赤を選択。
最近用いていたのは下の写真の右の品。mont-bellのコンパクト輪行袋。どちらも325gと同じ重さであるが、Ostrichには後部変速機の保護のための別売パーツの重さが加わる。純正品の他に他社製品もあり、いろいろな選択肢があるが、100gは前後のパーツが加わることになる。その代わり、Ostrichに収めたの方が、荷の床を占める面積が小さくなる。その代わり高さが高くなる。列車の進行方向を向いて座れるシートが2列ずつ左右に並んでいる車両や新幹線の場合、車両の最後尾の座席の裏に大型の荷物を収めることができるが、新幹線の3座席裏は問題ないが、2座席の裏に押し込むと通路にほんの少しはみ出るのがMont-bellの輪行袋を使った場合の荷、通路にはみ出ないが座席のリクライニングシートを深く倒せなかったり、壁に据え付けられた小テーブルが邪魔で意図した置き方ができないことがあるのが、Ostrichを使った荷だ。
長い座席が車両の側面に沿って据え付けられている普通列車に輪行袋を持ち込む場合は、Ostrichに軍配が上がる。Mont-bellは高さは抑えられるが床面積を多く取ってしまうのが、なんとも申し訳なく感じてしまうことがある。特に適切な置き場所が確保できなかった場合、乗客の乗り降りに多少とも支障が出る。天地逆さまにして車輪を外して束ねるので、ハンドルを蹴られたりショルダーバッグをリアディレーラーに当たられたりということもしばしばで、今まで壊れなかったのが不思議なくらいだと思う。このあたりのことは過去の投稿
輪行(単独行)で写真付きでリポートしています。
325gを指している。中に3本の結束ベルトと肩ベルトが入っている。
収納袋の中に、輪行袋と結束ベルト3本と肩ベルトが入っている。これで325g。メーカーのカタログや通販の商品説明に235gと記されているが、この値は輪行袋本体の生地のみの重さだ。
Ostrichは初めて使うわけではない。この銀色の大きいものが初めて購入した輪行袋で、中央のフレーム室、左右の車輪ポケットからなり、ファスナーを全開にすると袋ではなくて一枚のシート状になる。リアエンドプロテクターという金具一式やチェーンカバーも含まれている。これを1Lペットボトル用ホルダーに挿し、水ボトルはヒップバックの左右のボトルホルダーに挿していた。1日100〜200km前後のツーリングにまさかの時のために携帯していた。
重さは一式で約780g。標準的な水ボトルより重い。これを積んで箱根や富士周りや信州の峠を越えて長距離を走っていたのが信じられない。須走口五合目まであざみラインを登ったことも2回ほどある。
新しいOstrich L-100は、エンド金具、スプロケットカバー、ディスクローターカバーを含めると440g弱。エンド金具は、比較的軽量かつ小型の他の品をできれば選びたい。