うちから国道のバス停あるいはJRの駅まで歩いて行く時に、所狭しと草花や野菜をプランターや植木鉢だけで育てている家があり、すでに立派なきゅうりができているのを見た。夏野菜を5月初めから作り始めていればそうなるのだろうが、うちはキュウリの苗を植えつけたばかりでまだ棚を作っている最中だ。 スーパーでは夏野菜が安くなってきている。露地物が出始めているようだ。今夜は久しぶりにゴーヤーチャンプルを作った。ゴーヤーは火が入りやすいようにひらひらの薄切り。だけど種だけ取って綿はなるべく残す。水に曝したりしない。 昔はゴーヤーを半割りにしたらスプーンで白いワタを綺麗にこそげ取っていたが、綿は苦味がないのだとかなり前に知った。ワタも食べる国が多いようだ。ピーマンなどもそうなのだけれども、日本では種周りをなんの疑問も挟まず捨ててしまう。勿体無い話だ。 にんにくは香川産の新にんにく。皮がまだ乾いていない非常にみずみずしい状態だ。豆腐ではなくて木綿豆腐でできている厚揚げを使う。厚揚げは水分が少なく切ってすぐに調理できる。味付けは冷蔵庫に寝かしてある生姜醤油たれとオイスターソース、黒胡椒。ハムやソーセージではなく、豚モモ肉を使う。
炒め物の後に、キュウリと茹で豚の和え物を作った雲白肉のようなもの。豚肉は菜箸で湯から引き上げて水分をよく振り落としたらひらひらの薄切りにしたキュウリの上に乗せ、生姜醤油タレ、にんにく醤油、米酢を掛け、七味唐辛子、擦り荏胡麻を振りかけて完成。食べる前によく和える。 ナスも手頃な値段になってきた。庭にナスの苗も植えてあるが、実を着けるのはまだまだ後だ。しばらくは八百屋の世話になろう。