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全ての雛が巣立った

 今日は巣立つんじゃないかなと思ってはいたが、センサー付カメラなどで自動撮影する機材などあるわけではなく、出かける前に数枚撮影するに留めた。夕の6時半ごろ帰宅した時には全く気配がなかった。寂しいというより、これで中が覗けるぞと早速脚立を運んだ。

 巣立ちの前の最後の写真をいくつか挙げたが昨日と様子は変わらない。 
 瞬膜が閉じているらしい。
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 だいぶあちこちが見えるようになっているらしい。鳥の視覚形成はどうなっているのかな。やはり完成させるには刺激が必要なんだろう。昨日は見られなかったが、今日はすぐ近くの小さな蟻や蜘蛛などを目で追っていた。蟻は食っていたなぁ。
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 私が撮影していた部屋の窓から5mは離れていると思う。これは確実にカメラ目線だ。結構長い間見つめられた。
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 この動作も多かった。一番近い枝の方を向いている。暑いから風に当たろうとしているだけのようにも思える。中のもう一羽とともに他の3羽より3日ほど巣立ちが遅い。
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 夕刻、小型鏡を差し込み、ライトで照らして中にヒナがいないことを確かめて、巣を下ろすことにした。次に改良版を作るために、この試作品の中を見ることにした。昨年の早春から雨ざらしになっていたものだ。特に右の節のない方に細かい亀裂が入っている。
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 試作品は節で閉じられた竹筒を使ったわけではなかった。両サイドに板を被せてあった。出入り口から遠い方の板を剝がしてみたところ。草で目張りがしてあっただけでなく、ビニールの切れっ端が押し当ててあった。これは予想だにしていなかった。ここからの雨漏りが最初ひどかったのだろう。初夏は雨が少なかったからよかったが、6月は降ればかなりの強雨だったから後からこうしたのかもしれない。たしかに大きな落ち葉など穴に引っかかって持ち込めるはずがない。柔らかなビニールだからこそ持ち込めたに違いないが、一羽では無理だろう。番いになってからの協働だろう。
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 イネ科の雑草の枯れたのとか鳩のものと思われる羽がたくさんある。鳩はカラスによく食われているのを見かける。羽を食い散らかすからそういうところから持ってくるのだろう。シジュウカラのように苔を摘んでくるようなことはしないようだ。
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 ずるっと引きずり出してみる。卵の殻とかあるのかなと思ったが、まったくなかった。親が食ってしまったか持ち出したのだろうか。左が出入り口に近い方だ。
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 丸い部分。羽の他にゴミがたくさん混じっている。焦げ茶色の細い繊維がたくさんみられるが、これはシュロの鬼毛。私が山林作業で外来種として除伐した時に剥ぎ取ってきたものから、解れていたのを解して庭木に吊るしておいた。それを運んできたのか、それとも近所に生えているところから持ってきたのか。
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 竹筒の内側。けっこう水が沁みている。カビてはいるんだろうが青カビはなかった。湿り気によって底に近い枯れ草が堆肥化されたようになっていた。カビ臭さというより土臭い。
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 節のない状態の竹筒を生かして雨対策も万全なデザインの巣箱もできそうなので、今度は雨漏りを防ぎ日差しで筒が暑くならないように屋根のあるものにしたい。竹筒の太さも水平設置タイプならばあまり厳密に計らなくても良さそうだ。一昨日も書いたが、コンクリートの擁壁の水抜き穴のパイプはこの竹筒より小さい。おそらく直径10センチ弱だろう。
 しかし梅雨に入ってから、けっこう過酷だったろうなぁ。昨日今日と気温が上がったし。そんなことを知ってか知らずか、早く巣立った3羽は時々巣穴に飛び込もうとしていた。だけどまだ穴に飛び込めるほど飛翔が上達していない。親に餌もらえる方が楽だからなんだろうな。親に見つかって突き回されていた。
 全員巣立ってからは親鳥の他にヒナを合わせた編隊飛行が見られた。しっかり見習って餌探しとカラスや猫の警戒の仕方をマスターしてもらいたい。

by hills_mountains | 2017-07-03 23:58 | 山林作業ボランティア | Comments(0)

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