竹の巣箱~分解掃除可能な横型

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 今まで竹筒の節を生かして巣箱を作成していたが、シーズンごとに中を改めて掃除してまた営巣してもらうという風にするには不都合だった。割らないと中身が取り出せない貯金箱のようなものなのだ。それをシーズンごとに巣材を取り出したり、竹筒部分を交換したりすることもできるようにする。
 今回は試作であり、ちょうどいい厚さと幅の板を購入せずにうちにあるものだけで製作する。2011年1月にベランダを広いウッドデッキにリフォームした際に工務店から端材をもらっておいた。薄い板はなくほとんどが角材であり、枕木の短いようなのがあったのでそれを割って屋根板を調達。前後の壁板も40mmの厚さの材を半分に割った。木目がまっすぐに入っているわけではないので竹のようには割れないのだが、組み立ての際に合わせる面は鋸で挽かれた平面を使えばいいので、割って板にした。竹を割るための両刃ナタは小槌で叩いても背が歪まない。槌を垂直に下ろせば刃先にも負担はかからない。
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 このような感じで、50mm木ネジや65mmコースレッドで組み立てた。もちろん下穴などはきちんと開ける。竹筒は径120mmくらい。ちょうど一節分の長さにすると出入り口の穴が軒の下になるようだったので、4cmほど短くした。節はきれいに抜いて内壁にリブ状に残らないように削ってある。
 何十年も前に十姉妹を飼っていた時の止まり木が一本出てきた。11mmの太さで、ちょうどいい太さのドリルビットがなかったので、9.2mmのドリルで穿孔した後、切削ビットに交換して穴を広げた。
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丸棒用の穴はピチピチの大きさに仕上がって摩擦でしっかりと棒が留まる。突き出た部分がちょうど止まり木になるのも良い。竹筒がしっかり押さえられガタガタ言わない。竹筒は壁板とぴったり接しているように見えるが、2mmほどの隙間ができている。また竹はいずれ裂け目が入るので、わざわざ通気口を開けることはしない
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 普通、巣箱を作る際の板厚は12〜15mmで、あまり重くない杉の野地板(鉋掛けしてないもの)が良いのだが、今回は緻密なヒバの木を割って板にした。曲がって割け厚さが均一にならないことを想定して20mmで割った。だからけっこう重い。耐候性は抜群だが、うちにはこの巣箱に見合う巨木がないので、ウッドデッキの下に下げることにした。この場所に掛けてある竹筒巣箱を、昨年はシジュウカラとスズメが取り合って賑やかだったことから適地としての実績はある。
 取付けが楽になるように一度分解してロープで火打ち梁に仮止めする。巣箱の棟木に開けた穴にシュロ紐を通して、ウッドデッキの火打ち梁にシュロ紐を巻きつけて弛まないように結束する。
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 筋交いの陰から顔を覗かせるように設置。出入口の正面には数メートル先にハナミズキが立っているので、そこを経由して巣箱に出入るするのだろうと思う。
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 竹筒を嵌めて止まり木棒を通して組み直し完了。これを量産するには12mm厚の板を使うのが良いだろう。今回は庇を十分に確保するために棟木のような角材を入れたが、これもなくてもいい。ただし、屋根の頂点が90度だと振り子のように揺れる。これは横枝や梁などに面で接するように加工したい。今回はシュロ紐でかなりきつく結束したが、高所での結束作業は短い時間で済ませたい。棟の構造を工夫するか安定させるための部材を取り付けるなどすれば完璧だ。
また幹にくくりつけられるような仕組みにもしたい。山の樹木に掛けるならその方が良い。
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 竹の節や竹筒の横っ腹のような凸面に出入口の穴を開けると正確な大きさにならない。スズメよりも小さな鳥を呼びたい場合は28mmを超えてはいけない。今回は板に25mmの穴を開けてから、ドリルに円筒形の切削ビットを取付けて少しずつ穴を広げ、外側の径を27mmにし、内側に向かってやや広がるように削った。
 これで小さすぎるようだと、シジュウカラなどは入口を見にきても中には入れないということになる。よく観察して困っているようならば微調整しよう。

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by hills_mountains | 2018-02-16 16:40 | 山林作業ボランティア | Comments(0)

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