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特殊精密ドライバーセットで裏側を探検

 通販で買ってもよかったのだが、雨で花粉症が発現しないので地元のヨドバシカメラへ。ポイントでこのセットを入手。実際に肉眼で見た方が商品の精度が分かる。それに必要な工具が含まれているのかを確認できる。
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 これでトラックパッドの調整と清掃を行う。まず底パネルを外し、新しいY字ドライバーでバッテリーを外す。ここまではもう三回作業した。
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 今回は星形のヘクスローブT6でトラックパッドの遊びを調整。またトラックパッドを外すことでで隙間に溜まっている汚れを払拭するのが目的。
 実はこの工具を手に入れる前は、全く形状の異なる工具とネジをグルースティックで接着して回転させようなどとケチな考え試したのだが、ネジの方が接着を拒んで上手くいかなかった。そんな時、豪雨と強風の春の嵐が少しだけ手を退いて傘なしでも歩けるようになった。
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 帰宅後、早速試す。しっかりと噛み込む。恐る恐る作業しなくてもよい。ハンドル部分も使いやすい。これはトラックパッドの調整ネジ。トラックパッドの取り付けネジはプラスドライバー。家に古くからあるHOZANの精密ドライバーセットのNo.0+ドライバーより小さいNo.00が最適だった
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 綿棒にパーツクリーナーを染み込ませて垢と塵芥を払拭。
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 この金属製の支持板とトラックパッドの間にあるであろう塵芥はエアダスターを買い忘れたので、息を吹いて飛ばす程度で終わらしてしまったが、カメラなどでそういうことをやってはいけないことになっている。パソコンは精密機器のはずなのだが、中の汚れ具合を見るとカメラほど気を使わなくなってくるが、本当はブロアーがあった方がいい。あれは消耗品だし、100円ショップで買ってくるかなぁ。
 トラックパッドを元どおり組み付けた。
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 底パネルを外したら見えてくる物の中で一番汚れが酷いのは冷却ファンとその周辺。
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 排気側にフィンがあるため、埃が排出されずに溜まる。埃はキーボード、トラックパッド、USBやカードやディスク用のスロットなど色々な隙間から吸気とともに入ってくるのだろう。MacBookProの薄っぺらな構造に合わせるためにわずかな体積でたくさんの熱交換面積を作ろうと思うとこうなるはなぁ。ほんとうに鰓みたいだ。綿棒で引っかかっている綿埃を掻き落とすとこんな感じ。これでは放熱もままならないばかりか空気抵抗も増してしまうので、ファンが喧しく回転せねばならなかったわけだ。それでも排熱が追いつかないそんな感じだっただろうか。
 ここは綿棒で丁寧に塵をこそげ取り、残りは吹き飛ばした。筐体を立たしてフィンの下にウエスを当ててパーツクリーナーで洗浄したいという衝動に駆られたが辞めておいた。この辺りはどんな風にプロはメンテナンスするのだろう。おそらくは交換ということになるのだろうか。それともヒートシンクは取り外せばジャバジャバと洗浄できるのだろうか。
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 冷却ファンを元の位置に収めて、筐体と底パネルの合わせ目も垢を払拭した。トラックパッドのクリック感(遊び)を調整して、未だ取り外してない場所の裏の裏を覗こうと本体を持ち上げて裏返したら、ネジがぼろっと落ちて来た。写真の黒いネジで、HDDを支えるような部材を固定しているようだ。振動を吸収する役目を負うているのだろうか。HDDの周りの同様のネジは四隅に計4個ある。脱落したのは筐体の角に近い左のほう。トラックパッドに近い方も緩んでいた。増し締めしておいた。あのカリカリいうくらいの微振動でも長年を経ればネジをも回すということだろうか。それともカバンに入れて運搬したり筐体に手を乗せられたりというような振動や歪みのストレスでネジが動くのだろうか。
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 HDDの裏はどうなっているのかな。工具はあるので外せるのだが、MacBookProを起動させて様子を見たいので底パネルを取り付けて作業を終了した。キーボードの隙間からたくさん入っているであろう塵芥はどうやって掃除するんだろうか。古いMacBookはキーボードを外して裏を見ることができたし、面倒な作業ではあるが、キーボタンを外して清掃できた。
 サービスマニュアルが欲しいところだ。探してみよう。動画でオーバーホールしているところとか公開されているかもしらん。日本語では出てこなくても英語で検索するとたくさん出てくるものだ。
 
 さて、再起動してSafariやメール使いながら様子を見ると、時々カーソルが暴れることがあるが、割合に短時間で治る。HDDがカリカリ言い始めた時や画像を扱うなど負荷のかかる作業の時に発症するようだ。
 それはさておいてトラックパッドの使用感は非常に良くなったと感じる。放熱フィンを掃除したおかげか反応が非常に良くなった。文字の変換もブラウザのデーターの読み込みも転送も速い。冷却ファンも極めて静か。これなら消費電力も少なくなるはずだ。アダプターが使えない状況でもバッテリーの減りが緩やかになることが期待できる。
 MacBookPro 13" Mid 2010はHigh Sierraを許容できる一番古い機種だけに無理を掛けてしまっているなぁと感じていたが、性能を100%活かせないような汚れ具合だったわけだ。
 それにしてもEl CapitanかYosemiteあたりでもうアップグレードはやめておくべきだったか。

 先ほど暴走するカーソルを動画に捉えたので後ほど投稿しよう。

by hills_mountains | 2018-03-05 23:59 | 家電や住設のメンテナンス/修理

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