プリンター解体 〜 Epson EP-802A

 解体すると構造が頭に入る。もう2度と同じ機種を買うことはないのだけど、新たに購入したEP-880AはEP-802Aの子孫であるため、似たような部品が中に詰まっていることが予想される。EP-880Aは廃インク吸収体を収容したメンテナンスボックスを簡単に交換できるようになっているので、リスクの大きい分解をしてメンテナンスすることはないと思うけれど、調子が悪くなった時にどの辺がおかしいとか察しがつきそうだ。
 また、故障した家電は、販売店では引き取りなどのサービスは得られず、廃棄物として始末せねばならないが、横浜市ではプラスチックが大半を占めるプリンターは燃やすごみ(長辺が50㎝以上なら粗大ごみ)扱いになる。こんなものを焼却炉に入れてしまうのは色々問題があるだろうと感じて、これまでも同様の燃やすごみ家電は解体分別して廃棄・資源回収に回している。金属類、プラスチック類、電子パーツが並んだ基盤に分けている。今回はガラスもあり、金属とともに資源となる。電子パーツは希少金属を含んでいる可能性があり、小型家電回収ボックスに投ずることにしている。
 なるべく燃え残りがないようにしてもらい、最終処分場の寿命をずっと先に伸ばし、焼却灰に再生可能資源が混ざらないように気を使いたい。
 
 組み立てには、たくさんのネジ、軸に歯車を通したりプラグによる配線などの挿入、プラスチックの成形型で形成されるスナップフィットが主に用いられているので、最初のうちは解体が早く進む。
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 軸に挿した旋回部品を固定したり回転軸を固定したりするのには、金属製スナップリング(E型止め輪)が使われてはいるが数は少なく、大きな力が掛からない部分には下の写真のような薄いプラスチックの留め具が使われている。外すのが案外面倒だった。
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 インクカートリッジを嵌める枠を取り除くとこうなっている。インクをプリンターヘッドに送るための管に送るための機構。かなり複雑なパターンの色々な素材の層が何層にも重なっていて接着されている。
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 プリンターヘッドや紙送り機構が組み付けられている金属シャーシの解体。鉄の筐体に包まれた電源部も解体した。
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 プリンターヘッドの詰まり防止のために電源オンの後の起動時やノズルクリーニングの際に大量にインクを吹き捨てるようになっているが、それを受け取り、チューブとローラーポンプで吸収体まで輸液する機構。プリンターヘッドの表面を拭うワイパーも取り付けられている。電源オフ時にはヘッドのノズル部のインクが乾燥してつまらないようにするために、ヘッドのキャップの役割もする。
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 プリンターヘッドの解体。穴が開いているようには見えない表面。
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 ネジを外して台座部分と分離。下段はヘッド部を裏返して撮影。
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 ヘッド部の基盤を覆っていた黒いゴムシートを剥がしたところ。
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 基盤を剥がした。ヘッド表面の薄い金属板も捲り取った。
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 ヘッド部を縦に割った断面。インクを沸騰させてバブルジェットで霧状にインクを飛ばすための電熱部が見えているはずだ。
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 ヘッドの台座部分を解体。チューブで送られて来たインクの貯留場所。非常にデリケートな素材でできている。
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 さらに何層も分割していく。
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 スキャナーユニットを持ち上げたままに保ったり閉じたりする際のヒンジで強力なバネが仕込んであるはずで頑丈に作られているし、バネで怪我しないように分解できないように作られている。解体するには叩き壊すしかない。これはそのまま手を着けなかった。
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 スキャナーのガラステーブル部。両面テープで貼ってあるだけ。かえって扱いづらい。ガラスとプラスチック枠の間にカッターを差し込んで外すために、枠を額縁のように平らにしなくてはならなかったので、縁をプライヤーで挟んで折り割っていった。途中ガラスに無理がかかって二つに割れた。一枚のガラスとして取り出せたら何かに使おうかとも思ったが、残念。細かく粉砕させるようなことがなくてよかった。
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 金属部品はさらに分別し、ジャンクとして取っておく金属の板や棒・ネジやバネ(写真の右端)を取り置いて、他は氏の収集に出すため長さが30センチを超えるものは折り曲げる。モーターもほとんど金属であるため市の回収に出す。ビニールの皮膜に包まれている電線の類も銅が含まれているため市の回収に出す。基盤のうち電子制御に関係しているものは希少金属の抽出のために小型家電回収ボックスというのがあるがそこに入れておく。
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 バネやネジやワッシャーなど。ネジは雌ネジにねじ込むタイプのみ取り置いて、プラスチックの穴にねじ込む木ネジのようなネジ山のものは捨てる。
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by hills_mountains | 2018-04-27 19:00 | 生活一般 | Comments(0)

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