住まいの上を台風の目が通過していく。直撃だ。今の住まいに引っ越してきてからまだ25年未満であるが、その間で一番雨も風も強く感じている台風である。 ほぼ台風の中心と家が同じ位置にある時の小型気象観測機WXBeaconのデーターによれば、気圧は960hPaで勢力が強いまま上陸し、巻きが強く台風の目がはっきりとしていて、もしかしたら同じような強さで関東を北部を駆け抜けるのではないだろうか。 雨が横向きに飛んでいる。外に出たら飛ばされる。木の枝や少し離れたところから古い家から巻き上げられた物が飛んで来ないとも限らないのであまり外には出たくなかったのだが、玄関のポーチから風雨を避けながら稲の様子を見てみた。 これが鳥除け網を被せた正常な状態。ちょっとした風で捲れ上がらないように園芸支柱を編み目に通して重しとしたが、この強風では重しにならなかった。中の稲も支えを失って横倒しになっていてその上に網が乗っているといった有様だったが、稲を抱き起こして網を元の配置に戻し、裾に紐を通して巾着のように絞ってバケツやトロ舟をしっかり巻き込むようにしてみた。明日どんなふうになっているか。網の中に納めたし、網に身を預けるようになっていて茎は折れずに済むかもしれないなぁ。
三浦半島は元々入り江が多く、谷戸地形が多く見られる。横浜市南部で被害が大きかった3日の集中豪雨のような場合、雨水が低いところに集中する。谷戸地形だからかつては小川があったはずだが、大概暗渠になっている。そういう場所は暗渠が一杯になっているために地表に降った雨水が排水されず、更に高いところから流れてくる雨水によって道路下の雨水管の圧力が高まってマンホールから水が噴く。地表にすべての圧が解放されることはなく、一部は路床の内部で管の継ぎ目などから漏れだし、アスファルトの10数センチの層を浮き上がらせてしまった。まだその補修は済んでいない。また大変なことになっていなければいいが。今回は雨だけでなく風もすごい。かなり倒木が出るだろう。明日も地面が緩い状態が続くので、風が止み始めても木が倒れたり枝が落ちてきたりということがありうる気をつけよう。