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ウール×ダクロンのシャツの擦り切れたカフスの直し

 2019年2月26日、糸を解いて襟を外し裏表逆にして縫い直すことで、擦り切れてひらひらとしていた首回りが蘇った。その時の投稿では袖口の擦り切れは縁取りテープを縫い付けて隠してしまうことを考えていた。
 しかし、袖は長めだったし、カフスを取り外して裏返しにし、袖口を縫い直しカフスを1cmほど詰めて短くし、袖に戻すことにした。カフスを外し、ボタンを外し、縁3辺の糸を解いて裏返して袋縫いになった状態にしてあった。ボタンホールは解くと面倒なので解いていないままだ。その後、裏返しにしたままずっと放りっぱなしにし1年以上過ぎてしまった。山作業用のNorth Faceのマウンテンジャケットのベルクロを交換するのにミシンを出したついでに、カフスの直しもやってしまった。下の写真は直す前のカフス。
ウール×ダクロンのシャツの擦り切れたカフスの直し_b0113219_03143211.jpg
 
 裏返しにしてあったカフスの長辺を元の縫い糸よりも1㎝内側で縫う。これで表に返したときに縫い込まれる部分が元の3倍=1.5cmくらいになった。新しい縫い目から5㎜程残して余分は切り取っても良かったのかもしれないがそのままにした。表に返しカフスの形を整えながらアイロンをかけ縁に折り目を付けて、縁にミシンをかけた。袖をカフスで挟んでピンで留め、しつけを省いて縫い付けた。片方はうまくいったのだが、もう片方はカフスの片面がズレていてミシン目を外してしまっていて袋みたいになってしまっていたのでそれを閉じるためにもう一度ミシン掛けした。あまりこういう柄だから目立たないけど、縫い目が二重になっているのがわかる。もう生地が少し縒れているので、ミシンをかけ辛く、よろけているところもあるが、お洒落着としては着ていないので細かいことは気にせずにざっと仕上げた。
 これが直した後のカフス。初めてやったにしてはまあまあの出来ではないかな。カフスの縁はもともと2本平行に縫ってあったが、一重にしてある。片側はボタンホールを閉じた上にボタンを着けてある。これはカフスの内と外をひっくり返しているから。こちら側のカフスのほうが縫い込む縁以外に傷みが目立ったから。こうすると新しいボタンホールを開ける必要がある。これもなんとかやった。
ウール×ダクロンのシャツの擦り切れたカフスの直し_b0113219_03143328.jpg
  
 こういう図解されたウェブサイトは参考になる。シャツの縫製の仕方であるが、袖の作りがわからないと思い切って解体ができないので助かった。そのほかにも図書館でお直しの本を借りて参考にした。
 

 登山にもまだ来て行けるなぁ。このWhole Earthのシャツは、今日 袖口とポケットのベルクロテープを交換して修繕したNorthFaceのマウンテンジャケットと同じ年に購入しており、すでに31年を経ている。山の服はその当時から高かったが、どちらも長持ちしている。ここまでくるとヴィンテージだな。しかも現役だ。登山や旅行、晩秋の風水害復興ボランティアの際も汗と泥にまみれては洗濯され、寒くなる夕刻から干しても翌朝には乾いていた。写真は2016年10月下旬の岩泉B&G海洋センターの武道体育館に設けられていたボランティア向け無料宿泊所で過ごしていた際の一コマ。
ウール×ダクロンのシャツの擦り切れたカフスの直し_b0113219_21221497.jpg




by hills_mountains | 2020-03-07 02:00 | 生活一般 | Comments(0)

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